2018年12月15日

人生で3度、脳の血管が詰まった父(前編)

1度目は約30年前、50歳代前半のこと。
日曜日、ドライブから帰宅した夕方、父は急に何度も何度も、同じ質問を繰り返す。何度も何度も、車にメガネを探しに行く。

なんか変だ。疲れているだけなのか?
頭痛は無い。言葉も普通に出てくる。手足に麻痺があるわけでもない。でも、おかしい。

たまたま近所の脳外科医院が日曜当番医だった。
即、父を連れて行き、検査をする。CTを撮っても明らかな所見は無かったが、おそらく細い脳血管に血栓が詰まっているのだろう、とのこと。血栓溶解剤の点滴治療をした。

翌朝、面会に行くと、いつもの父に戻っていた。血栓が溶けて血流が回復したようだ。昨日の夕方からの記憶は全く無い。一週間ほど入院して、普通の生活に戻った。

脳血管疾患は、治療までの時間がその後の状態に関わる。いつもと違うという『気づき』が大切だ。
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